はえ釣り 南武線鉄橋下

是政会の結成と会報「やまべニュース」

 昭和50年代の前半ごろ、東京杉並区に一人の好青年が居た。名前を二階堂基という釣りキチである。多摩川の是政橋周辺が彼のホームグラウンドで、専門はヤマベの数釣り。東日本のヤマベ釣り専門クラブに所属して毎回上位の成績を残したらしく、仲間内で知らないものは居なかった。なにしろ一年365日のうち300日以上是政に通った年もあるツワモノである。釣り用の定期を買っていたとの噂は本当らしい。


 昭和60年代に入り、地元で知り合った仲間数人で「是政やまべ釣り研究会」(通称 是政会)が発足し、二階堂氏が初代会長に就任した。昭和61年5月18日、地元是政で記念すべき第一回「是政カップ大会」が行われ、8名がエントリー。4時間の熱戦の末、56尾を吊った西浜少年が優勝した。


 その後、ピーク時は会員数50名前後で日本一のビッグ集団を誇った時期もあったが、やまべブームの衰退や会員の高齢化などで減少の一途をたどり平成25年現在では10名を切っている。しかしながら、会の結成以来約30年、平成27年12月で大会数は実に211回、会報「是政会やまべニュース」は第260号を誇っている。


 会報「やまべニュース」の歴代編集長は4名で初代成田、2代大堀、3代友保そして現編集長は二階堂氏である。会報をすべて掲載すると膨大な量になるので各編集長の第1号4編と平成25年度版以降を順次UPし、発会以降の全成績資料と合わせて掲載します。